今日のEffective DevOps読書会に出てきたいい言葉

16.1 に出てきた言葉。

devopsとは、ある意味では、アイデンティティだと思い込んでいるものを理解し、場合によっては変えていくことである。職務に基づいてアイデンティティだと思うものを内面化し、そのアイデンティティに一致しない行動を取る人たちを拒絶するとき、さまざまなことに影響を与える。例えば、どのようなエンジニアを尊敬するのか。採用活動のなかでどのような候補者を有望だと考え、どのように面接に臨むか。何を「内輪」だと思うかといったことだ。devopsとは、「私はもともとこういうことをしているので運用だ」と言うのではなく、「私は今こういうことをしているので運用だ」と言うべきということだ。これは、私達が固定思考に代えて成長思考を推奨していることに通じている。「devopsをしているかどうか」ではなく、問題をどのように分析し、アプローチしているかが大切だ。

「devopsとは、アイデンティティだと思い込んでいるものを理解し、場合によっては変えていくこと」というのはすごく面白い。目標を立てて、それを組織で共有しつつ、かつ、それは固定の目標だと盲信せずに変えていくことが大切なんだろう。

この「ある地点を目指しつつ、そこが正しいゴールかをたびたび見直す」感覚は、ただしいゴールに至るための大事な心構えだと思う。この考え方を忘れないようにしたい。